本学学生に向けて(2020年度)

To students

当研究室について

2020年の配属を控えた本学学部3年生に参考になるよう、簡単なメッセージを記します。

2020年度も10月から学部3年生が仮配属される予定で、本研究室の定員は3名としました。研究内容や研究環境について興味・関心がある人は、配属希望の有無に関係なくいつでも気軽に連絡ください。事前にメールをもらえれば、時間を設けてお話しできると思います。

今年度は新型コロナウィルス感染の問題もあり、多くの研究室を見学することが難しいかもしれませんが、それでも配属希望の研究室を決めるにあたり、興味ある研究室を複数見学してみることをお勧めします。もし有機エレクトロニクス研究全般に対して興味があれば、10号館・11号館の研究室をできるだけ数多く見学してみてください。多くの先生が、異なる観点・思想・方向性で研究を行っていることを感じられると思います。傍目には(特に学部生にとっては)各研究室の違いがよく分からないかもしれませんが、当研究室の主な特徴としましては下記のような点が挙げられるかと考えています。

・有機光デバイスにとって重要なアモルファス(非晶質)有機半導体薄膜を主な研究対象として、光学分析・シミュレーションを主軸とした手法により、光・電子物性の向上・制御を行うための「アモルファス有機材料の物理化学」の確立を目指す

・既存のデバイスの特性向上も目指しつつ、未知な現象の解明、新しい概念・技術・デバイスの創出を第一目標とする

・真似をする研究でなく、真似される研究を目指す(教科書に載る研究を目指す

・学問としての基礎を重視し、物理(電磁気学・光学等)の基礎教育にも輪読等によって十分な時間を割いて、将来どのような分野に進んでも通用する地力を養う

・有機薄膜の光学分析、有機半導体デバイスの作製・評価、計算化学の実践経験を積みながら、電磁気学、光学、量子化学等の基礎も身に付けることができる

・応用デバイスとしての研究対象は、主に有機EL、有機半導体レーザ、新規有機光学素子等であり、その他学術的におもしろければ何でもあり

・意欲があれば、学年を問わず学会発表から英語論文までチャレンジ可能
(実際に、学部4年生で全国レベルの学会において表彰された学生もいます)

以下のいずれかに該当するような学生が来てくれることを望んでいます。

- 物理が好きな人
- 有機半導体デバイス工学、光学、電磁気学、熱統計力学、量子化学のいずれかに興味がある人
- 向上心が高く、技術者としての「個性」を磨きたい人
- 能動的に行動でき、自らの意見・判断・気持ちを真っ直ぐ他者に伝えることができる人
- マイナーチェンジの研究でなく、オリジナルな研究をやってみたい人
- 周囲と違うことをやることに不安を感じない人、むしろその挑戦を楽しめる人

本学科では、化学教育に比べ物理教育が多少手薄な面もありますが、研究室での輪読等により補っていくことができるので、現状の知識が少なくても気にしなくて大丈夫です。それよりも大切なのは、新しいことを学びたいという興味や意欲です。

なお、当研究室では材料合成はしていないので、合成実験が好きな人には適していないかもしれません。

他の研究室と比べ、長所もあれば短所もあるかと思います。研究室を選ぶ際は、何が自分にとって重要なのか明確にした上で、しっかり考えてもらえればと思います。今後を左右するとても重要な選択ですので、よく熟慮した上で判断しましょう。

[Update 2020.08.02]